xjejo42xeのブログ

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流産のあと離婚しそうです…
人分一度に作ると失敗があった時に全部パーになる。だから今回は三回にわけて製薬することになっていた。

何気にルビーアイの瞳だけならあと一人分はあるのだけど、それはまだ伏せてある。

不要で終わるのなら別の活用方法を考えたい。

何週間かの移動の中で1度しかエンカウントしなかったのは事実だから、この瞳が貴重品であることは間違いない。

あとでミスティオリザードにお願いしてアンブロシアの捜索もしてもらおう。もしも栽培が可能ならこれも一つの商売になるかも……

瞳の価値は下がるかもしれないが僕には有益だよね。それに他にも用途の多い瞳の負担を僕が少し減らしてあげるのだと思えばこれは善事である。問題ない。時計 レディース セイコー

そうだ、澪もつけよう。あいつも一応薬の事詳しいみたいだからな。確実だ。

むふふふ。

「で、では早速旦那様に秘薬をお渡ししてきます!ハザル様はどうか続きをお願いいたします!」

動じない印象の執事さんが珍しく声を弾ませて大事そうに薬瓶を両手で抱く。

思ったよりずっと容量が少ない。栄養ドリンクよりも少し小さい容器に、さらに2/3程度の液体だ。

多分、飲み薬だろうな。あれだけの量の材料に対して、完成品の少ないこと。

ふむ、何度も見て何が変わるというものではないけれど……ここは黙って製薬の様子を見学するべきか。

多分レンブラント氏と執事さんはまた号泣する気がする。大の男が大泣きする場所に僕は正直居づらい。

「どうやら、成功のようだね」

僕は下位古代語でハザル君に話しかける。

その場にいた数人の人は僕の言葉が理解できずに何を言ったんだ?という顔をする。

「ライドウ殿!?日常の言葉で古代語を使えるのですか!?」

ハザル君は驚いたようだ。でも簡単な暗号の代わりに使われることもある、と巴から聞いたからそれほど不思議なことはないはずなんだけど。

まあ、巴のことだ。昔情報なんだろうなあ。

「ええ、共通語以外ならいくつか習得しています。どれかが意思疎通に使えないかと思いまして」

「ああ、そうでしたな。共通語が使えないとは本当に…悪質な嫌がらせにしか思えませんな」

まったくですよ!

「他の人はわからないようだけど、まあいいや。急いでもう二つ作ってしまいましょう。早く、治してあげたいから」

この青年はそれなりに優秀なのかな。下位古代語を意識して話しただけで僕の言葉は彼にとって下位古代語に聞こえるようで、内容を彼は理解できるのだから。

僕の話せる言語領域も大概チートだな。現代ならこれだけでも万能通訳でいけそうだよ。

「……。ええ。思ったよりも時間がないようですな」

「私は呪病というものには詳しくありませんが、依頼した者と実行した者にはやはり怒りを覚えますよ」

「ライドウ殿は優しいのですなぁ。私などは間に合うとわかった途端、恩が高く売れる、などと不謹慎なことを思いましたが」

ハザル君め、他の人にはわからないと思って結構な本音ぶっこんでくれる。彼にとっては呪病とはある程度身近なのもあるか。製薬とは広義なら毒薬の精製も含むのだろうから。

それとも冒険者として流浪の身で生きると、こういう強かな精神になるものなんだろうか。

僕みたいにいちいち感情移入していては話にならない、いや身がもたないのかもしれない。

「……報酬は十分なものがもらえるでしょう。さあ、早く」

短く促す。青年はその様子に僕の不興をかったと判断したのか慌てて製薬に戻る。

さて、レンブラントさんはどうしているだろうか。

探索をかけようとして僕は思いとどまる。

やれやれ。